ダメな先輩が九州大学理学部生物学科AO試験合格者にオススメしたい図書類(1)

今日九州大学のAO試験の結果が発表された。

私の所属する理学部生物学科に限って言えば、ここ2年ほど定員5名に対し4名合格の年が続いたが、今年は5名合格者が出たようである。まずは合格を心よりお祝いしたい。4月に会えるのが楽しみ!

実のところ、自分もAO試験で大学に合格した。AO試験に対しては様々な意見があるが、私はこのような試験方式は良いと思っている。なぜなら、その試験の特性上、自分が何故その進学先を希望するかを慌ただしい高校3年生という時期に真摯に見直す機会を得ることができるし、自分自身のコミュニケーション能力や礼儀作法を学ぶ良い機会にもなると思うからである。ちなみに国内の大学のAO試験に関しては東北大学のAOが評判が良い模様。

そこで、今日合格した人や、将来九州大学理学部生物学科に入ろうと思っている人の為に、自分の備忘録も兼ねて、大学に入ってみて感じた、合格後の「今」、読んでおいたら楽しいと一人の先輩が思う図書を紹介したい。

1.『保全生態学入門 遺伝子から景観まで −生物多様性を守るために−』鷲谷いづみ・矢原徹一 著 文一総合出版言わずと知れた名著である。私はAO試験の事を考え始めた頃、高校時代の恩師である碓井先生と初めて読んだ。この本によって私が考えたことは私が生物学科に入る一つの大きな要因となっていると思う。生態学に興味があるなら必読の書。

保全生態学入門―遺伝子から景観まで

保全生態学入門―遺伝子から景観まで

2.『カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 第2巻 分子遺伝学』D.サダヴァ他著,石崎泰樹・丸山敬 監修 ブルーバックス
私は高校で物理を選択したこともあり、やはりどうしても生物選択者に比べて知識面などで弱い。そんな時も、この本は適度な大きさ、重さで内容もある程度書いてあるため、大学1年の専攻基礎科目などのレベルでは結構活躍している。この本をじっくり読めば、とりあえず基礎で生物選択者に置いて行かれることはまずないはず。1年生の授業科目からしてオススメなのはこの第2巻分子遺伝学。

カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 第2巻 分子遺伝学 (ブルーバックス)

カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 第2巻 分子遺伝学 (ブルーバックス)

  • 作者: デイヴィッド・サダヴァ,クレイグ.H・ヘラー,ゴードン.H・オーリアンズ,ウィリアム.K・パーヴィス,デイヴィッド.M・ヒリス,石崎泰樹,丸山敬,浅井将,吉河歩
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/05/21
  • メディア: 新書
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とりあえず明日もテストがあるためこの辺にして、また頃合いを見てPart2とかも考えていきたい。

後輩に会うのが楽しみだっ!!