Belohina inexpectata Paulian, 1959

2012-11-09 - つやまぐ放浪記でも紹介したが,コガネムシ上科にはBelohinidae科という1属1種で構成される謎めいた科が存在する.1959年発行(1958年と印刷されているが,世に出回ったのは1959年)のNaturaliste malgache誌10号の39-46ページに掲載されたPaulian, R.による論文Un nouveau coléoptère scarabéide de Madagascar, type d'une nouvelle sousfamilie.で記載されているようだ.
まだ文献は入手出来ていないのだが,ネット上で本種の画像を見つけたので備忘録も兼ねて紹介したい.

こちらは,Paulian氏が1979年にFaune de Madagascar50号11-49ページのInsectes ColéoptèresのなかでBelihinidaeを紹介した際に図示されたもののようである.
http://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=8&cad=rja&ved=0CFkQFjAH&url=http%3A%2F%2Flistserv.unl.edu%2Fcgi-bin%2Fwa%3FA3%3Dind0201c%26L%3DSCARABS-L%26E%3Dbase64%26P%3D2077%26B%3D--%253D%253D%253D%253D%253D%253D%253D%253D%253D%253D%253D%253D_-1200908768%253D%253D_%253D%253D%253D%253D%253D%253D%253D%253D%253D%253D%253D%253D%26T%3Dapplication%252Fpdf%3B%2520name%3D%2522Belohina.pdf%2522%26N%3DBelohina.pdf%26attachment%3Dq&ei=LfwuUfO8BsvbkgX4poHwBQ&usg=AFQjCNH4ALR9VujRCJgNi94x8IbLBlicjg&bvm=bv.43148975,d.dGI←PDF注意
で見ることができる.
この資料によると,まだタイプシリーズの6頭が得られているだけということで今後の調査が望まれる.うーん,採りたい.

Diaperis niponensis


Diaperis niponensis LEWIS, 1887
オオモンキゴミムシダマシ

Fecebookに写真をあげたら,深夜にも関わらず多くの方に綺麗とお褒めいただいた.
やり方はなんとなく分かっていても,綺麗に写真を撮るのは簡単ではない.もっと上手く撮れるようになりたい.

第65回九大祭

この土日は伊都キャンパスにて九大祭が行われた.
今年は教室が昨年の2階から4階になり,また教室サイズも小から大に変更になったので,人が来るかどうか大変不安を抱えながら当日を迎えた.

本年度は例年通りの標本や生体展示に加え,部員のプレゼンテーションによる日頃の活動を紹介する場も設けた.また,昆虫班は例年標本のみの展示であったが,今年はオオスズメバチの雄のふれあいコーナーが設置された.標本に関しても,例年のコレクション展示のみならず,解説付きで,来ていただいた方に見ていただけるよう工夫したものも設置した.
また,微生物班,水生班が活発になり,解剖班が新たに新設された.海洋班,小動物班による生体展示も昨年より更に規模を拡大して行った.

その結果,立て看板や,今年から行った,YouTubeによるCM[2044]生物研究部(閲覧注意) - YouTube,駅のポスター,公式twitter【公式】九州大学生物研究部 (@QUBRC) | Twitterなどによる影響もあってか,学生のみならず,親子連れの方,大学の先生方,OB・OGの方にも来ていただき,ここ数年間では最高来場者数を記録したと思われる素晴らしい学祭となった.

もちろん,課題は多く見つけることができたので,それは来年,工夫していきたい.しかしながら,日々の徹夜の苦労や,不安を吹き飛ばす程の充実した学祭であった.それもこれも,共に競い合いながら,努力してくれた部員,特に厳しくも育てて下さった先輩方,そしてご来場頂いたすべての方のおかげであると思う.

来年はこれを遥かに上回る素晴らしい学祭にして欲しい.そして,微力ながら,先輩として後輩のサポートをしていければと思う.







Corythoderini

http://www.repository.naturalis.nl/document/149031 (PDF注意!)
TERMITOPHILOUS SCARABS OF THE TRIBE CORYTHODERINI : A TAXONOMIC REVIEW (COLEOPTERA: APHODIIDAE) by IDA R. M. TANGELDER and JAN KRIKKEN

2012-11-20
丸山先生のブログ,断虫亭日乗で恐ろしく魅力的なコガネが紹介されていた.このコガネは先生のご高著「アリの巣をめぐる冒険」でも取り上げられており,実物を拝見する幸せにも恵まれたが,とりあえず,超ド級にかっこいいコガネムシである.

それで,その好白蟻性コガネムシからなるCorythoderini族のレビューの紹介.

コガネ研の鰓角通信の裏表紙を飾ったこともあるこのCorythoderini族のコガネムシであるが,ほんまどれもこれもめちゃめちゃかっこいい!インドは昆虫の持ち出しが禁止されているので若干諦めモードだったが,今回の先生の記載からはものすごく勇気づけられた.

嗚呼!自分でも採りたいっ!!!

学祭プレゼンミーティング2

11月24,25日の九大祭で我々生物研究部が展示企画の中で行う班ごとのプレゼンに関する2回目の部全体練習会を行った.

私も発表を行ったが,全体的に1週間前にあった1回目の練習よりも良くなっているようで,何回も練習会を行なって本当に良かったと感じた.

人に伝えるというのは難しい.今回は中心ターゲット層を小〜高校生に定めていたのでいよいよ難しかった.ただ,私自身の発表に関して,くせのあるものができたと思う.

当日までしっかり練習を重ね.来ていただいた方の時間を無駄にしないようにしたい.